ファーストラヴ - 島本理生

ファーストラヴ

By 島本理生

  • Release Date: 2020-02-05
  • Genre: 小説/文学
Score: 4
4
From 126 Ratings

Description

夏の日の夕方、多摩川沿いを血まみれで歩いていた女子大生・聖山環菜が逮捕された。彼女は父親の勤務先である美術学校に立ち寄り、あらかじめ購入していた包丁で父親を刺殺した。環菜は就職活動の最中で、その面接の帰りに凶行に及んだのだった。環菜の美貌も相まって、この事件はマスコミで大きく取り上げられた。なぜ彼女は父親を殺さなければならなかったのか?
臨床心理士の真壁由紀は、この事件を題材としたノンフィクションの執筆を依頼され、環菜やその周辺の人々と面会を重ねることになる。そこから浮かび上がってくる、環菜の過去とは?「家族」という名の迷宮を描く傑作長篇。

第159回直木賞受賞作。

※この電子書籍は2018年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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Reviews

  • 期待が大き過ぎました

    3
    By オリコう。
    映画で主人公を北川景子が演じる情報を得てから読んだ作品でしたので、期待をしていました。 個人的には、小説と映画の主人公がちょっと合っていないのではないかと感じました。 映画を観ていないので何とも言えませんが、小説の主人公は凄く繊細で脆い中に強い芯を感じるイメージを持ちました。 自分自身が大雑把な性格で、平凡な少女時代を送った事もあり、小説の中の誰とも共感する部分が感じられませんでしたが、纏まった小説ではあります。
  • 内容は

    4
    By やんもの
    重たいはずなのに、読んでいて、心が洗われるような不思議な感覚。
  • 4
    By 銅鑼多寡
  • さすがの一言

    5
    By 45400310
    映画の前に、まず読んで欲しい
  • 形もない名前もない女の苦しみ

    5
    By 田中裕子ひろこ
    ずっと、気がつくこともできなかった自分の痛みを知る本。すみずみまで素晴らしい文章でした。
  • 男性には決して描けない

    5
    By まえしゃ
    主人公とその取材対象の女性2人の精神再生のお話。男性作家にはこの感情の襞は決して描けないし、想像も表現もできないと思う。芥川賞でもおかしくないと思う。 これを映画化する監督は大変だろうと思います。